卓球Tリーグの琉球アスティーダは11日、茨城県のかみす防災アリーナでT.T彩たまと第19戦を行い、1―3で敗れ、リーグ3位に後退した。10勝9敗で勝ち点は36のまま。2位に浮上した彩たまとの勝ち点差は1。リーグは残り2試合。プレーオフには上位2チームが進出する。第1マッチダブルスは吉村真晴・李平(リ・ピン)が1―2でウォン・神巧也に敗れた。第2マッチシングルスは木造勇人が2―3で松平健太に惜敗。第3マッチシングルスはチュ・セヒョクが1―3で神に敗れ、チームの敗戦が決定した。しかし第4マッチシングルスで吉村がピッチフォードを3―1で退けて、2位争いをしている相手の勝ち点を3に抑えた。次戦は15日、岡山県の岡山武道館で岡山リベッツと戦う。
◆悪い流れ断ち切れず
琉球アスティーダがプレーオフ進出を争うT.T彩たまに敗れた。相性の悪さを拭い去ることができず、張一博監督は「悔しいです」と言葉少なだった。
ダブルスを落とした後、シングルスで木造勇人が激闘を繰り広げたものの、悪い流れを断ち切ることができなかった。最終ゲーム、11―10で王手をかけたが3連続ポイントを許し敗れた。
張監督は「勝つために性格が優しすぎる。最後は気持ち。経験として生かし次は思い切りやってほしい」と若手の詰めの甘さに厳しい言葉を使った。続くチュ・セヒョクは神巧也に敗れ、神とのカード5連敗。これでチームの敗戦が決まった。
一方、ドライブなどが好調の吉村真晴がピッチフォードに3―1で一矢報い、カード全敗で献上となる勝ち点4は防いだ。
残り2試合、次戦で岡山リベッツに敗れた場合、同日に行われる彩たまの成績次第でプレーオフ進出がなくなる可能性もある。張監督は「次に集中していく」と大詰めに向けて気を引き締めた。