糸満西崎一文字を会場に9日、ジャパンカップクロダイ沖縄大会が開催された。この大会は、なべ堤ブロックとL文字ブロックに選手を分け、クロダイ優先のブロックごとの横取り方式だ。競技時間内に釣れた5匹までの総重量を競う大会で、66人の選手が参加して開かれた。
開始直後は潮が透き通っていたため各選手が苦戦したが、午前8時26分になべ堤で金城守一さんが最初にクロダイを釣り上げると、9時15分にはL文字で金城元気さんも釣った。午前11時前になって、濁りが入るとクロダイが活発に釣れ始めた。L文字の南向けの角で釣りをしていた濱川翔伍さんは遠投して仕掛けを沈め気味にして、カケアガリを丹念に探ってクロダイを2連発。2匹980グラムを釣って優勝を決めた。宮城啓佑さんも底を狙って820グラムの良型のクロダイを釣り準優勝、3位の伊波裕貴さんも700グラムを釣り上げ、実力者たちが上位を占めた。
なお、上位2人は2021年に開催される全国大会ファイナルに進出できる。主な結果は次の通り。
▽1位濱川翔伍 クロダイ2匹980グラム L文字1位
▽2位宮城啓佑 クロダイ1匹820グラム なべ堤1位
▽3位伊波裕貴 クロダイ1匹700グラム なべ堤2位
(おきなわ釣り王国社・仲栄真修)