佐藤モニカさん、故与那覇幹夫さんが三好達治賞を受賞 沖縄から初めて


社会
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
(左から)与那覇幹夫さん、佐藤モニカさん

 詩人三好達治の業績をたたえて出身地の大阪市が主催する「三好達治賞」の第15回受賞作に、名護市在住の歌人・詩人・小説家、佐藤モニカさん(45)=千葉県出身=の詩集「世界は朝の」(新星出版)と、1月20日に死去した宮古島出身の詩人、与那覇幹夫さん(享年80歳)の詩集「時空の中洲で」(あすら舎)が選ばれた。

 沖縄在住・出身者の受賞は初めて。佐藤さんは最年少受賞で、故人の受賞は与那覇さんが初。全国から寄せられた173点から選ばれた。

 佐藤さんは「身が引き締まる思い。さらに精進したい」と喜んだ。与那覇さんの妻・晶子さんは「最後の詩集の受賞を目指し頑張っていた。本人も喜んでいると思う」と述べた。