海銀、4期ぶりに減収減益 4~12月期


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 沖縄海邦銀行(上地英由頭取)は14日、2019年4~12月の連結決算(対象子会社2社)を発表した。売上高に当たる経常収益は前年同期比1・3%減の100億6300万円、新システム稼働による経費増で経常利益は同43・5%減の11億7千万円と4期ぶりの減収減益になった。純利益は同45・5%減の8億1400万円だった。

 銀行単体では経常収益が同1・2%減の100億3600万円、経常利益が同43・2%減の11億8千万円、純利益が同45・2%減の8億2千万円。本業のもうけを示すコア業務純益は同70・2%減の3億8200万円だった。

 新システム稼働により、業務委託の費用が増え物件費は同27・7%増の32億9100万円となり、利益を圧迫した。

 貸出金の平均残高は同3・6%増の4993億8500万円だったが、無担保ローン、住宅ローンともに減少し消費者ローンの期末残高は同2・6%減の975億1300万円となった。貸出金利回りは同0・06ポイント低下し1・94%。新城一史総合企画部長は「無担保ローンの減少によって低下したが、事業性貸し出しの利回りは横ばいになっている」と話した。