プロスポーツの未来語る 那覇でスポーツビジネスサミット


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沖縄プロスポーツの未来について語るFC琉球の三上昴社長(左)ら=15日、那覇市のOKINAWA PORTAL那覇バスターミナル店

 「プロスポーツと沖縄の未来」などをテーマにしたスポーツビジネスサミットが15日、那覇市のOKINAWA PORTAL那覇バスターミナル店で開催された。FC琉球の三上昴社長、琉球アスティーダの早川周作社長、沖縄市経済文化部観光振興課の宮里大八主幹らが登壇し、マーケティングの目線からプロスポーツについて熱く語った。

 地元プロチームのほかプロ野球、プロサッカーチームのキャンプ地としても活況な沖縄。早川氏はチーム運営に乗り出したきっかけを「スポーツにお金が集まらない社会構造を変えたかった」という。飲食店の運営や他分野の会社との業務提携など、さまざまな事業に挑戦していると説明した。

 沖縄が日本とアジアをつなぐハブとして注目されている点について三上氏は「中国ではJリーグがリスペクトされている。今後は人とお金が入ってくるのではないか」と期待した。

 早川氏は今後の活動について「海外から卓球チームの合宿を招致したい」、三上氏は「サッカーと音楽に可能性を感じる。沖縄市のエイサーなどを参考にしたい」と展望した。会場には全国各地から集まった約50人が、終始真剣な表情で話に聞き入った。