豚熱、農水省がワクチン接種プログラムを承認 沖縄県が28日から開始


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 県内での豚熱(CSF)発生を受けて、農水省の有識者委員会「牛豚等疾病小委員会」は19日、県が提出したワクチン接種プログラムを承認した。

 県は28日から3月31日までの期間内で、本島全域で飼育する豚やイノシシにワクチンを接種する。初回は全頭接種で約24万頭を予定している。

 県が18日に提出したプログラムについて、同委員会は適切な接種体制が確保されているかを家畜防疫の観点から確認し、実施体制が適切であると判断した。委員からは、将来的に野生イノシシの検査が進み陰性が確認され、食品残さの適正処理が行われて安全性が担保されるようになれば、ワクチン接種を終了する必要があるとの指摘があった。

 県は初回接種終了後、新たに生まれてくる豚や繁殖豚に定期的な接種を行う。