オリオン、首里城再建で支援デザイン缶を発売 1本3円をチャーギ育成に活用


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首里城再建支援缶をPRするオリオンビールマーケティング本部の福永哲也主任(左)、サンエー那覇メインプレイス酒類担当の島良太さん=那覇市おもろまちのサンエー那覇メインプレイス

 オリオンビール(浦添市、早瀬京鋳社長)はこのほど、オリオンドラフトビールとサザンスターの首里城再建支援デザイン缶の販売を開始した。

 1本につき3円を、同社が取り組む首里城の建築材チャーギ(イヌマキ)の育樹費用に充てる。3月中旬までに缶酎ハイWATTA(ワッタ)の支援缶も発売する。

 デザイン缶は2月中旬から順次出荷しており、各スーパーやコンビニの在庫の状況で取り扱い開始日が前後する。那覇市おもろまちのサンエー那覇メインプレイスでは20日までに取り扱いを始めた。

 オリオンは創業60周年記念の取り組みで2017年から、今帰仁村のオリオン嵐山ゴルフ倶楽部でチャーギを育てている。数十年かけて苗を育成し、将来の首里城の改修などに活用することを目指している。

 オリオンビールマーケティング本部の福永哲也主任は「首里城を忘れないよう、県民の力を借りて盛り上げていきたい。今後も継続的な支援に取り組みたい」と述べた。