立民、無記名投票に反対 衆院沖縄4区 県政与党人選巡り


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 立憲民主党県連は22日、那覇市の県連事務所で役員会と常任幹事会を開き、次期衆院選の沖縄4区の人選について、県政与党内の候補者選考委員会(選考委員長・大城一馬社大党委員長)が決めた無記名での投票方法に反対することを決めた。

 立憲も委員として参加する選考委は、次回会合で無記名投票による候補者の絞り込み作業を進める予定だった。

 会合後、県連会長の有田芳生参院議員は報道陣に「無記名では誰が書いたかも、誰が責任を持つかも曖昧だ。政党、団体は責任をもって候補者を出すべきだ」と述べ、記名による投票で候補者を選ぶべきだとの認識を示した。

 県政与党の選考委は4区内の県議や市議ら12人で構成する。

 次回会合で委員1人につき推薦する人物を2人まで挙げ、得票数の多い上位3人に候補者を絞り込むことを確認していた。

 役員会ではこのほか、県連政調会長で糸満市議の玉城哲郎氏の離党届を了承することを決めた。

 大城竜男幹事長が政調会長を兼任する。大城幹事長は玉城氏の離党理由について「一身上の都合と聞いている」と述べるにとどめた。