「陸域だったらぞっとする」 米軍物資落下で読谷村長 現場付近には漁港も…


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米陸軍トリイ通信施設上空を飛ぶCH53E大型輸送ヘリコプター。地上にあった鉄製物体のうち「A」がなくなっている=25日午後1時9分、読谷村(読者提供)

 25日午後、在沖米海兵隊のCH53大型輸送ヘリコプターが鉄製の物体を海上に投下した問題を受け、読谷村の石嶺伝実村長は「落下場所が海域ではなく陸域だったらと思うとぞっとする」と憤った。石嶺村長は落下場所付近には村民の大切な漁場であり、観光客もたくさん訪れる都屋漁港も広がっていると指摘。現段階では情報が限られているため、26日に、より詳細な情報を収集し、米軍への対応を考える意向を示した。

 一方、謝花喜一郎副知事は「県民に不安を与えるようなことはやってほしくない」と述べた。