米軍機による部品落下や搭載物の落下事故は1972年の沖縄の日本復帰以降、断続的に発生している。読谷村では65年6月にパラシュート投下訓練の最中に約2・5トンのトラックが小学5年の女児に落下した死亡事故が起きたほか、2017年12月には宜野湾市の普天間第二小学校の運動場にCH53の窓枠が落下した事故も発生した。
県基地対策課のまとめによると、県内で発生した米軍機による不時着・緊急着陸、部品落下などの事故は11年以降、月平均1件を超えるペースで発生している。
今年に入ってからは1月29日に伊江島で、米軍が投下したパラシュート付きの箱が民間地域に落ちる事故や、今月12日には米海軍の戦闘機FA18Eスーパーホーネットが、給油口を覆うパネルが付いていない状態で着陸するのが確認されている。