巧みにウムナガー釣り


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2月20日、慶良間沖で4キロのウムナガーを釣った齋藤正美さん

 2月20日、アクアIIの乗り合いに同行し取材した。夏から何度か取材を試みたが、悪天候のために、延期を繰り返し、年を越えてしまった。クジラが出没するこの時期、クジラのためか気候のためか、魚の活性が低いことが多いが、ベテラン3人も乗船すると聞き、取材を決めた。

 ベテラン3人は狙う魚の種類も大きさもまちまちで、使う仕掛けや餌も違う。ムルーなどの数釣りを狙う伊佐勝さんは短めのハリスの胴付き仕掛けに、餌を小さめに切って、ムルーをコンスタントに釣り上げ、シルイユーも釣った。胴付き仕掛けでアカジン等の大物を狙う加智明さんは、ハリスをやや長めにして付け餌は大きめに切った餌を使用し、ナガジューミーバイやハンゴーミーバイ、小型のヤイトハタを釣った。

 昨年2月にテンヤ仕掛けで36キロのアーラミーバイを釣った齋藤正美さんはこの日も同じ仕掛けで大物狙い。付け餌はハラゴーとイカを大きめに切って、抱き合わせで使用した。開始早々の9時に強いアタリの後、竿(さお)が海面に突っ込んだ。巧みなやりとりで釣れたのは4キロほどのウムナガー。齋藤さんにはサイズに不満はあるが、それぞれの釣りを楽しんだ。アクア釣具(電話)098(866)7811

 (おきなわ釣王国社・仲栄真修)

2月18日、嘉手納海岸で41.5センチ・1.5キロを筆頭に3匹のカーエーを釣った中村守さん
2月23日、那覇港で52センチ・1.796キロのミーバイを釣った仲井眞憲明さん

2月18日、那覇で42センチ・1.5キロのガラサーミーバイを釣った嘉陽究さん
2月4日、石垣島伊原間沖で107センチ・22.1キロのロウニンアジを釣った小浦孝二さん

2月11日、波照間島で35センチのミーバイを釣った仲宗根沙苗さん
2月21日、宮古島で30~53センチのタマンとチヌを釣った武部哲也さん(ツリサイガー)

2月23日、本島北部で42センチ・1.07キロのチヌを釣った長濱侑平さん
2月11日、屋我地で52センチ・2.26キロのチンシラーを釣った宮里利幸さん(沖縄銀礁会)

2月21日、那覇一文字で50.5センチ・2.38キロのガラサーミーバイを釣った新里鷹士さん(荒石会)
2月17日、本島南部海岸で3.95キロのアオリイカを釣った翁長良治さん