沖縄県那覇市が同市樋川の「のうれんプラザ」隣に整備した貸し切りバス(観光バス)専用乗降場が1日、運用を開始した。観光バスの駐停車による市内の渋滞を緩和しようと、昨年10月に運用開始した同市通堂町のバス待機場(駐車場)と共に整備を進めていた。乗降場はバス5台とマイクロバス1台が停車できる。
敷地面積は約1400平方メートル。県有地で、県が無償で市に貸している。事業費は舗装工事費や機器のリース費などを合わせて約5640万円。
現在、市内では県民広場前などでバスの乗客を乗り降りさせている。
のうれんプラザ商店会の友利繁文会長は「整備した乗降場が利用されるよう、市は業界にしっかり周知してほしい。のうれんプラザ周辺から第一牧志公設市場や壺屋などを周遊する観光を浸透させていきたい」と話した。