那覇市の降水量9・5ミリ、観測史上最小に 高気圧に覆われて晴れの日多く


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 2月の那覇市の降水量は9.5ミリで、平年値の119.7ミリを大きく下回り、2月の観測史上最少となった。一方、沖縄の東の海域の平均海面水温は、2月は21.9度(平年比プラス1.3度)、この冬(昨年12月~今年2月)は23度(同プラス1.2度)でいずれも観測史上最高となった。

 沖縄気象台によると、降水量が少なかったことや海面水温が高かったのは、大陸の寒気の張り出しが弱く冬型の気圧配置が長続きしなかったことに加えて、高気圧に覆われて晴れた日が多かったことが要因。気象台が2日に発表した3~9日の週間予報によると、沖縄本島地方や先島地方は前線や湿った空気の影響で曇る日が多く、雨が降る日もあるという。