公園に多くの子どもたちの姿 臨時休校初日 商業施設は閑散、自粛ムード漂う


社会
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バレーボールを楽しむ高校生=3日午後、那覇市の新都心公園

 沖縄県内の小中高校で臨時休校が始まったり、学校の最終日となったりした3日。平日の朝から公園など各地の屋外施設では子どもたちや親子連れ、学校を終えた高校生らの姿が目立った。一方、商業施設など屋内施設では子どもたちの姿も少なく、自粛ムードも漂う。

 那覇市の新都心公園。学校を終えた高校生が長期間の休校による別れを惜しみ、お菓子を囲んだり、バレーボールをしたりしていた。「思い出作り」「模試も近いので明日からはこもる」。高校生らは感染を気にしながらも同級生との時間を楽しんでいた。

 小学1年の女児(7)と散歩していた母親(36)は夫婦で交互に仕事を休むことにした。女児は学校の休校に合わせて学童クラブも休んでおり「できるだけ勉強もして、人混みには行かないようにしている」と語った。

 名護市の21世紀の森公園。子どもたちのグループや親子連れなどの姿が見られた。

 友人とバスケットボールをしていた中学2年生の女子生徒は、部活や学校が休みになり「することがない」と不満を漏らす。

 小中学生3人の子どもを公園に連れてきた市内の30代女性は「急な休校で子どもの預け先に困る」と明かす。「(他市町村では)学校を開放しているところもある。それだと働くお母さんも助かるはずだ」と行政に対応を望んだ。