「野党過半数獲得」から一転「政策集団」に方針転換 元副知事らの「21令和の会」 メンバー数人から賛同得られず


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 6月7日投開票の県議選に向け、儀間光男前参院議員や安慶田光男前副知事らが県政野党系議員による過半数獲得を目指して立ち上げた「21令和の会」の幹事会が4日、那覇市内であり、今後は政治集団ではなく政策集団として活動していくことを確認した。幹事に就任予定だったメンバー数人から賛同が得られなかったことを受け、会の主目的を「過半数獲得」から県政への「政策提言」に方針を転換した。

 会合後、儀間氏は記者団に「沖縄県の発展のために経済振興を柱とするさまざまな政策を提言していきたい」と述べた。ただ、次回会合の時期については未定としており、具体的な政策提言の時期についても「県議選の前には出さない」と語るなど、県議選に向けた活動は事実上、困難との見方を示した。

 会合には、会長の儀間氏や幹事長の安慶田氏、副会長の平良朝敬前沖縄観光コンベンションビューロー会長のほか、喜納昌吉元参院議員や観光関連企業の幹部などが出席した。

 儀間氏によると、県議や市町村議員ら現役の議員は会に参加していないという。