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日本ハンドボールリーグ(JHL)の琉球コラソンは4日、所属選手の生活面やチーム環境の向上を目的に、エールクリエイトと沖縄ゼネラルによる3社業務提携を結んだと発表した。株式会社琉球コラソンの保有株34%を残し、エールクリエイトと沖縄ゼネラルにそれぞれ33%、計66%を売却した。
JHLリーグの多くのチームは、実業団として選手を社員として雇用しており、自前の体育館などを保有するなどサポート体制がある。一方、クラブチームの琉球コラソンの選手は協賛企業などに就職しており、勤め先の理解を得ながら練習している。資金面でも他チームに劣るため、遠征時には人数やスタッフを絞っており、ホーム戦の準備や後片付けには選手も加わっている。
今回の業務提携は、選手が試合に集中できる環境作りを実現するもので、具体的な内容は調整中だが、練習時間や遠征時の帯同スタッフ増加なども検討しているという。
琉球コラソンは2014―15シーズンはプレーオフに進出し、クラブチームの可能性を内外に証明したが、その後は成績が伸び悩んでいる。チーム設立当初から支援を受けている2社との再出発に、琉球コラソンの水野裕矢代表取締役社長は「無限の可能性しかみえません。夢の日本一に向かってまい進してまいりますので、ご期待頂ければ幸いです」とコメントした。