サッカーで地域社会に還元 FC琉球、Jの経験生かし沖大と連携協定 講座など開講


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包括連携協定を締結した沖縄大学の盛口満学長(左)とFC琉球の三上昴社長=2月27日、那覇市の沖縄大学

 沖縄大学(盛口満学長)は2月27日、学生の人材育成や研究での協力を目的にFC琉球(三上昴社長)と包括連携協定を締結した。同日、沖縄大学で開かれた調印式で、盛口学長と三上社長が協定書に署名した。

 協定の締結により両者では、FC琉球のコーチ陣を講師に招いた新たな講座の2021年度開講に向け、協議を進めている。主に健康スポーツ福祉専攻の学生向けに、スポーツ科学の理論と実践を取り入れた講義になる予定だ。

 また学生のインターンシップについては、スポーツを学ぶ学生だけでなく、経営などを専攻する学生も参加できるよう調整していくという。三上社長による講演は来年度の実施が決まっている。

 盛口学長はあいさつで「地域との連携を強化するだけでなく、健康やスポーツに特化したコースがある本学の強みを生かした取り組みにしていきたい」と期待を述べた。

 FC琉球の三上社長は「サッカーを地域にどう還元できるか考えた結果。学術的な知見のある先生方や活力のある学生との交流を通して県民に貢献していきたい」と抱負を語った。