いつも支えてくれてありがとう 「十三祝い」の子どもたち、親に感謝の手紙とハグ 気持ち伝え涙も…


社会
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 【南城】いつも支えてくれてありがとう―。知念小学校5年生54人の十三祝いが2月22日、同小学校体育館で開かれた。PTA役員と担任教師らが企画。子どもたちの幼い頃の写真を振り返り、現在までの成長を確認し合うスライドショーや、親子レクなどをして楽しんだ。祝賀会の最後には親子が互いに感謝の気持ちを伝え合い、涙ぐむ様子も見られた。

親子一緒にこれまでの成長を祝い合った、知念小学校5年生と保護者、教師ら=2月22日、南城市の知念小学校体育館

 祝賀会当日、子どもたちは事前に練習していたダンスなどを披露して、集まった家族を笑顔にした。大縄跳びなどをして一緒に汗を流して遊び、会の最後、子どもたちはこの日のために書いた、親への手紙を読み上げた。「いつも助かっているよ」「感謝を忘れないようにするね」「いつも僕を支えてくれてありがとう」。照れくさそうにする子どもを見て、うれし涙を浮かべた。子どもから手紙を受け取った親たちは、用意していたメッセージ入りの色紙を子どもに手渡し、ハグをした。

 島田泰尚さん(11)は「自分たちのために企画してくれたことがうれしい。親に手紙を読むのは恥ずかしいけど、ちゃんと伝えたい」と話した。泰尚さんの父親で企画者の一人である島田泰史さん(37)は「成長を親子一緒に感じることができてよかった。感慨深いものがある」と笑顔で語った。