西海岸道路の早期事業化を要請 宜野湾市長が政府に


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衛藤晟一沖縄担当相(右)に要請書を手渡す松川正則宜野湾市長=4日、内閣府

 【東京】松川正則宜野湾市長は4、5日の両日、東京で衛藤晟一沖縄担当相や河野太郎防衛相、杉田和博官房副長官らと面談した。衛藤大臣に対しては沖縄西海岸道路の宜野湾市内区間の早期事業化を要請した。宜野湾区間の事業化を要請するのは初めて。

 松川市長は、浦添北道路の開通に伴い、宜野湾バイパスと接続する宜野湾市宇地泊側で混雑が激しくなっていると指摘した。浦添北道路の拡幅が19年度に事業化されていることも踏まえ「(宜野湾市内に)その受け皿(となる道路)がないといけない」と早期に整備する必要性を訴えた。衛藤沖縄担当相は「しっかり取り組んでいく」と話したという。

 また、河野外相と杉田副長官に対しては、米海兵隊のCH53E大型輸送ヘリコプターが読谷村沖合に鉄製の標的を落下させた2日後にフォークリフトのつり下げ輸送を強行した問題についてもしっかりと対応することを求めた。