泡盛業界初のISO22000 久米島の久米仙


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食品安全管理の国際規格ISO22000の認証取得を報告した久米島の久米仙の島袋正也社長(右)と島袋淳也常務

 久米島の久米仙(久米島町、島袋正也社長)はこのほど、泡盛業界としては初めてとなる食品安全管理の国際規格「ISO22000」を取得した。「泡盛およびもろみ酢の製造」の分野で認証を得た。同社は県外での販売が売り上げの4割を占め、販路開拓に力を入れている。9日に琉球新報社を訪れて報告した島袋社長は「県外出荷はまだまだ伸びしろがあり、(認証取得は)取引先にとっても安心感につながる。現場で働く職員の、品質に対する意識向上にもなる」と意義を語った。

 昨年5月から準備を始めて12月に審査を受け、今年2月6日付で認証を取得した。原料や出荷の工程などが食品安全管理の基準を満たしているか点検し、マニュアルを作成した。