観光産業でもSDGs推進 県推進本部が会合


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県観光推進本部の会合で沖縄観光推進ロードマップの改訂内容について確認する関係者ら=11日、県庁

 県は11日、2019年度県観光推進本部の会合を開き、沖縄観光推進ロードマップの改訂内容を決めた。2018年度の実績を最新情報に更新し、取り組むべき新たな項目などを追加した。観光産業でSDGsを推進することや、那覇空港第2滑走路の利用開始後に空港周辺で交通渋滞が予想されることから、観光客の動態調査を実施することなどを盛り込んだ。

 会合では新型コロナウイルスの流行に関して、各部の対応や現状の報告もあった。文化観光スポーツ部は、3月9日時点でクルーズ船のキャンセルが144件出ていることを報告した。保健医療部は、感染症に関する24時間対応の相談窓口を設置したことを説明した。

 富川盛武副知事は「国内旅行が減ることで物流などにも影響が出る。国の緊急の対応に連動して、沖縄経済を守るために取り組んでいく」と話した。