那覇市が宿泊費補助 コロナ経済対策で検討


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 新型コロナウイルス感染症の拡大で観光客が減少していることを受けた経済対策として、沖縄県那覇市は1億~2億円の予算規模で、市民が市内ホテルに泊まる際の宿泊費を補助することを検討している。4月にも臨時議会を招集して補正予算を提案し、事業を実施したい考えだ。市民は数千円割引された宿泊費を支払い、ホテルの報告を基に、市が割引分を補填(ほてん)するといった仕組みを検討している。具体的な内容は今後詰める。

 19日に開かれた市の危機管理対策本部会議後の会見で明らかにした。城間幹子市長は「経済が落ち込む中で、どのような対応をしたらボトムアップできるか考えた。(他の対策も)いろんな声を吸収しながら、何をやったらいいか見極めたい」と述べた。