「ミサイルはいらない」 宮古島陸自配備で市民が抗議 発射台搭載の車両を搬入


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地対艦・地対空ミサイル関連車両の搬入を巡り、陸上自衛隊に抗議する市民ら=21日、宮古島市上野野原の宮古島駐屯地

 【宮古島】宮古島への陸上自衛隊配備計画を巡り、市上野野原の宮古島駐屯地に地対艦ミサイル発射台を搭載した車両などが搬入されたことを受け、市民有志らは21日、市内で「3・21ミサイル配備強行抗議行動」を行った。宮古島駐屯地前で抗議集会を開き、県内外から集まった約40人が「ミサイルはいらない」などと拳を振り上げた。その後、市内でデモ行進をした。

 集会では各地から集まった市民らが次々とマイクを握り、「新たな基地に断固として反対し、平和を守ろう」「沖縄だけの問題ではなく、日本全体の問題として取り組むべきだ」などと意見を述べた。

 集会で採択された抗議決議文は、宮古島駐屯地に建設された弾薬庫には大量の弾薬が保管される懸念があると指摘した上で、「民間住宅から至近距離であることを鑑みれば、即時撤去すべきだ」としている。ミサイル基地いらない住民連絡会の仲里成繁代表が読み上げ、同駐屯地の尾形弘亜喜渉外幹部に手渡した。