沖電、金武発電所のCO2を削減へ


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 沖縄電力(本永浩之社長)は建設廃材から製造する「木質バイオマス燃料」を金武火力発電所で活用するため、貯蔵サイロなどの設備を新設する。木質バイオマスを混ぜて発電することで石炭の使用量を減らし、地球温暖化対策の一環としてCO2排出量を削減できる。

 4月に着工し、2021年3月から同燃料を活用した発電を始める。木質バイオマス燃料の活用は、具志川火力発電所に続いて2カ所目となる。金武火力発電所では、ペレット状の木質バイオマスを重量比で3%石炭に混ぜて使う。金武と具志川で合計して年4万トンのCO2排出を削減できる。