普天間飛行場で18年に燃料漏れ 米軍は基地外流出を否定


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 【東京】米軍普天間飛行場内で2018年1月、米軍機から燃料が漏れる事故があったことが分かった。同年6月には飛行場内の燃料施設からも同様の漏出があった。

 河野太郎防衛相は19日の記者会見で「米軍から、漏出があったが施設・区域外には流出していないとの話があった。きちんと確認するよう(事務方に)指示をしている」と説明した。

 防衛省の米軍への照会によると、飛行場内での漏出があったのは18年1月12日と同年6月12日。1997年の日米合意では、汚染など周辺環境に影響を及ぼす可能性がある場合の通報手続きを定めている。米側から通報がなかったことについて、河野氏は会見で「環境に特に影響がないということであるならば、特に問題はないというふうに考えている」と述べた。