「名前と学校名を教えろ」 検査結果待たずに帰宅の10代女性感染で県教委に「脅迫」電話 危害を加えるような言葉


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沖縄県庁

 家族でスペインを旅行し帰国後に新型コロナウイルス感染が確認された本島中部在住の10代女性に対し、脅迫めいた3件の電話が県教育委員会にあったことが24日までに分かった。平敷昭人県教育長は電話について県警に情報提供したとして「感染者の個人情報を出すことは有り得ない。脅迫めいたことはあってはならない。県民、国民の皆さまへ理解をお願いしたい」と述べた。

 10代女性の家族は帰国後、成田空港の検疫所による検査の結果を待たずに沖縄に移動していたことが21日に判明。平敷教育長によると、脅迫めいた電話は23日に相次ぎ、全て男性の声だった。内容は「(10代女性の)名前や学校名を教えろ」と恐怖を抱かせ危害を加えるような言葉が使われていた。情報提供を受けた県警は必要な措置を講ずると回答しているという。