那覇新港のガントリークレーンを撤去 老朽化できょうから


社会
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老朽化のため解体される県内最古のガントリークレーン1号機(左)=24日、那覇市港町の那覇港公共国際コンテナターミナル(ジャン松元撮影)

 那覇港新港ふ頭地区に設置されているコンテナ積み降ろし用のガントリークレーンのうち、1999年から稼働し、老朽化している1号機の撤去解体工事が25日から那覇港公共国際コンテナターミナル内で始まる。ガントリークレーンの撤去には日本に1台しかない箱形の特殊台船「天佑」が使用される。県内でガントリークレーンの撤去工事が実施されるのは初めて。

 那覇港管理組合は24日、同ターミナルで関係者と報道機関向けに工事の概要説明会を開いた。同日も撤去に向けた作業を予定していたが、海のうねりがあり中断した。

 予定通り作業が進めば、26日に那覇港から広島県の港にガントリークレーンを輸送する。撤去解体工事は5月末の完工を見込んでいる。広島の作業場で細かく切断処理される。