来県の自粛呼び掛けを強化 GWの沖縄発着便、予約6万を警戒


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 大型連休がスタートした25日、県の糸数公保健衛生統括監は改めて来県自粛の呼び掛けを強化していく姿勢を示した。来県する人が増えれば感染が再び拡大して重症者の増加が懸念されることから、宿泊の予約制限など「どのような態勢が取れるのか話し合っていく」とも述べた。

 県内では3月に県外の流行地域から訪れた感染者から感染が広がったとみられている。玉城デニー知事は今月8日に来県自粛を呼び掛けていた。

 しかし、大型連休中の29日から5月6日に沖縄を発着する航空便で約6万人の予約があり、24日に玉城知事は「平常時ではないという認識を持ってほしい」と改めて来県自粛を強く求めていた。

 糸数統括監はクラスター(感染者集団)の調査で県内を訪れていた厚生労働省の専門家から「東京では沖縄の来県自粛のニュースは伝わってこない。首都圏のビーチが閉鎖され、行き場を失った人たちが沖縄に来る可能性もある」と指摘を受けたとし、危機感を示した。

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