地元高校生がオススメする石垣島の楽しみ方とは?


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パンフレットを作成した「Chura★I」のメンバーら=17日、石垣市役所

 【石垣】石垣市が観光人材の育成を目的に実施する高校生対象のプロジェクト「Chura★I(ちゅらあい)」の取り組みとして、高校生5人が、路線バスで巡ることができる島の隠れたスポットを紹介する観光パンフレット「バスで巡るふら~っと石垣島」を作成した。17日に市役所で生徒らがパンフレットを紹介し、島の良さを再発見できた活動の意義を強調しながら「新たな発見ができるし、バスで巡ることでゆったりと島時間を味わえる」と活用を呼び掛けた。

 生徒らは2019年、石垣島観光について県外や島内でアンケートを実施した。その結果を基に、観光客の交通マナーに不安を感じている地元住民と、島の交通手段の少なさを感じている観光客双方のニーズに応えようと、路線バスの旅をパンフレットのテーマに決めた。

 パンフレットではロマンチックな風景を見られるスポットのほか、島の人に愛される商店や「オヤケ赤蜂之碑」など、多彩な観点で島を学び楽しめるスポットを紹介している。

 発行部数は3千部で、市役所や関係機関、県外プロモーションでの配布などを予定している。

 プロジェクトメンバーで八重山高校3年の石垣凛茄さんは「バス利用者も増加し、観光客の利便性も向上し、観光客は島の人が行くところを訪れることができて新たな発見ができる」とパンフレットをPRした。同校1年の山内琉大さんは「客観的に島を見直してみることで知らなかったことも知ることができて、より島を好きになった」と活動の意義を語った。