第58回全琉アマチュアゴルフ選手権大会(主催・県ゴルフ協会、琉球新報社)は30日、中城村のオーシャンキャッスルカントリークラブで開幕した。
一般の部(6571ヤード)は仲田和真が2オーバー、74で予選第1日の首位に立った。女子Aの部(6047ヤード)は仲村姫乃が2オーバーで予選を1位通過した。
50歳代が競うシニアの部(6571ヤード)は比屋根修と山内翔太がそれぞれ3オーバーで並びマッチングスコア方式で比屋根が1位になった。3部門はいずれもパー72。シニアの部は上位36選手が4月2日の決勝進出を決めた。22歳以下による女子Aの部は当初上位8選手が決勝に進む予定だったが、変更があり、16選手が予選を通過した。31日は一般の部予選第2日、60歳以上が出場するミッドシニアの部(6047ヤード)、23歳以上で争う女子Bの部(5397ヤード)の各予選を行う。
仲田、前半で貯金、逃げ切る
一般の部で74で首位に立った仲田和真(豊見城高―日本経済大2年)。後半は崩したが、前半の2アンダーの貯金で逃げ切った。初の予選1位にも「結果は良かったけど、後半で気持ちが切れた」と冷静に反省した。
出だしの1番で5メートル、2番で10メートルのパットを沈めて波に乗った。「喜ぶとプレーに影響する」と淡々とラウンド。7番でセカンドをピン側に寄せてバーディー。理想のプレーに「自分の世界に集中していた」と納得した。
しかし、10番のティーショットで風を読み違えてボギー。「アンダーで終わりたい」という欲が悪循環になったと言い、後半は1バーディー5ボギーでスコアを落とした。前の組と詰まって待機する時間ができたことでも集中力をそがれたが「言い訳してたら勝てない」ときっぱり。
中学生で競技を始め、当時からプロを目指してきた。県大会の優勝経験はないが、ゴルフのために県外の大学に進学し、力を蓄えている。予選2日目に向けて「周りも順位も気にせずいきたい」と気負わず自分と戦う。
(古川峻)