辺野古サンゴ移植、係争委初会合で沖縄県の申し出認める 次回から中身を議論


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沖縄県の申し出について議論する国地方係争処理委員会のメンバーら=2日、総務省

 沖縄県名護市辺野古の新基地建設をめぐり、サンゴ類の移植を沖縄防衛局に許可するよう農林水産省が指示したことは違法だとして県が審査を申し出た件で、総務省の第三者機関「国地方係争処理委員会」の初会合が2日、行われた。富越和厚委員長は会合終了後の会見で、県の申し出の適法性を認め、次回から中身の議論に入ると発表した。

 今後、4月10日までに農水省に答弁書の提出を求め、それに対する県知事の反論なども求める。

 審査期間は90日間で、6月30日までに結論を出す。