295人に追徴と還付が発生 固定資産税を誤って徴収 国頭村


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 【国頭】国頭村(宮城久和村長)が2009~18年度にわたり固定資産税を誤徴収していた問題で、村は2日までに、村民295人に国民健康保険税の追徴と還付が発生すると発表した。固定資産に応じて算定する国保税の資産割額に影響し、追徴・還付が発生した。

 追徴額は14~18年度の209件で約90万円、還付額は09~11年度の86件で約27万円。追徴は5年、還付は10年さかのぼって行う。村は1日、対象者に納付・還付書類を郵送した。

 宮城村長は「多大な迷惑を掛けたことを深くおわびする。再発防止と信頼回復に向け全力で取り組む」とコメントした。

 固定資産税の誤徴収を巡っては昨年3月、村民からの問い合わせで、村が09~18年度に固定資産税を680件(約893万円分)過小に、40件(約336万円)を過大に徴収していたことが発覚していた。

 追徴・還付に関する相談は村福祉課国保係が対応する。問い合わせは同係(電話)0980(41)2765