全琉アマゴルフ 女子A制した島袋、プロテスト見据え「もっと精度を」


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女子Aの部 1番 鋭いティーショットを放つ島袋ひの=2日、中城村のオーシャンキャッスルCC(新里圭蔵撮影)

 第58回全琉アマチュアゴルフ選手権女子Aの部(22歳以下)は、予選3位で最終日に挑んだ島袋ひの(エナジック)が、2バーディー3ボギーの我慢のゴルフで乗り切り、通算5オーバーで初優勝した。3月に宜野座高を卒業し、ことしはプロテストが控える重要な年なだけに「本当はアンダーで優勝したかった。相手が崩れての1位なので、プレーの内容が良かったわけではない」と満足することはない。

 セカンドショットやアプローチなどを修正し、初日の予選で約50%だったパーオン率を決勝では70%台に上げた。

 パッティングにやや苦しみ、12番(パー4)は3パットでボギー。しかし、続く14番(パー5)は約10メートルのバーディーパットを決めるなど、大崩れすることなく、この日を1オーバーでまとめ逆転優勝を飾った。喜びは控え目だったが、アプローチについては「調子が良く(ピンに)寄せてからの1パットもあった」と手応えもつかんだようだ。

 プロテスト合格へ向けては課題も残った。「全国(のレベル)はショットからうまくバーディーへとつなげる。パットの精度やアプローチの技術をもっと向上させないと」と終了後、すぐさま練習場でパッティングを何度も確認していた。

 (上江洲真梨子)