豚熱、10キロ内搬出制限を解除 3カ月ぶり出荷再開へ


社会
この記事を書いた人 Avatar photo 大城 誠二
2月、防疫ステーションの沖縄市農民研修センターから養豚場へと向かう自衛隊員ら

 県内で34年ぶりとなる豚熱(CSF)の感染がうるま市と沖縄市の養豚場で確認された問題で、発生農場から半径3~10キロ圏にある養豚場に設けられていた「搬出制限」が、4日午前0時に解除された。 

 1月8日に最初の感染豚が確認されて以来、規制されていた豚の出荷が約3カ月ぶりに再開できるようになる。豚熱防除のために設けられた制限の解除は初めて。
 一方で、半径3キロ圏内の養豚場に対する「移動制限」は続いている。移動制限区域も含めた全ての制限が解除になるのは早くて13日となる。
 3月12日に7例目の豚熱感染が確認されて以降、周辺養豚場の検査で豚熱の感染が見つからず、搬出制限区域の解除が決まった。
 週明けの6日に、名護市食肉センター(名護市)と県食肉センター(南城市)に3~10キロ圏の養豚場から豚の出荷が始まる予定。