沖国大が授業開始を14日以降に延期 琉大人文社会学部は2週間延期


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 沖縄国際大学(前津榮健学長)は3日、講師と学生が同じ教室に入って行う対面式の授業を、13日まで実施しないことを決めた。学生の学内施設利用も原則禁止する。当初は7日から授業開始予定だったが、春休み期間中、新型コロナウイルス感染症が拡大する国内の地域を多数の学生が訪れていた可能性があることが判明したため、新たな方針を発表した。

 14日以降に授業を本格開始するが、5月末までは対面式授業の代替として、リポート提出などの課題研究や遠隔授業を認める。

 沖国大によると例年、春休みを利用してゼミの調査などで県外に出る学生が多いという。今年の春休みも県外を訪れた学生がいたことを確認した。

 講義開始予定だった7日から13日までは、学内のポータルサイトやメールを活用して、オリエンテーションやガイダンスなどの履修指導を行う期間とする。

琉大人文社会学部 講義開始を延期

 琉球大学人文社会学部は3日、大学内での新型コロナウイルス感染拡大を防ぐため、講義開始を2週間遅らせることを決めた。

 同大本部は同日、密閉空間、人の密集、近距離の会話の3要件が重ならない環境を確保してから授業を始めるとするガイドラインを発表した。3要件が満たせない時は遠隔授業を実施することなども促している。準備に時間が掛かる場合は、講義の開始が1カ月程度遅れても差し支えないとしている。