沖縄県内の5空港、コロナ防止へ検温体制強化


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玉城デニー知事(右)に空港での感染持ち込み防止策を要請する城間幹子那覇市長=3日、県庁

 新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、県は早ければ来週末にも那覇空港の国内線到着口にサーモグラフィー2台を設置する方向で調整している。県外からの直行便がある新石垣、宮古島、下地島、久米島の4空港にもサーモグラフィーを設置したい考えだ。早ければ来週にも新石垣と宮古島へ優先的に1台ずつ設置することを検討している。

 県の担当者が3日、取材に対し明らかにした。サーモグラフィーは県内の研究機関から借りる。

 城間幹子那覇市長は同日、玉城デニー知事を訪ね、那覇空港で県外から来た人の検温体制などを構築し、発症疑い例が出た場合の対処方針を示すことを要請した。PCR検査の拡充も求めた。

 要請書では「現在、県内での感染者の発生はほとんどが移入による感染持ち込みと考えられ、空港における防止体制構築が急務だ」と訴えている。