大阪と徳島の県出身学生を就職支援 人材確保で県が2大学と協定結ぶ


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就職支援協定を結ぶ玉城デニー知事(中央)と大阪国際大学の縄田文子副学長(左)、徳島文理大学の田村禎通学長=3月27日、県庁

 沖縄県は3月27日、大阪国際大(大阪府)と徳島文理大(徳島市)と就職支援協定を結んだ。両大学に在籍する県出身の学生に対し沖縄での就職を支援し、県内企業の人材確保につなげる。

 県は大学に対し、県内企業の情報発信や合同企業説明会の紹介などを行う。大学側は、沖縄で就職を希望する学生に就職活動の交通費支援や、県内就職に関する説明会を開く。

 現在、大阪国際大に80人、徳島文理大には269人の県出身者が在学している。大阪国際大の縄田文子副学長は「沖縄出身の学生は、まじめでチャレンジ精神が旺盛だ。学生の就職支援をしながら、学生と社会のニーズをマッチさせたい」と話した。