うるま市議会が市民生活への対策強化を求める意見書を可決 新型コロナ感染防止で


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起立し賛成の意を表するうるま市議=8日午前、うるま市議会

 【うるま】うるま市議会(幸地政和議長)は8日、臨時会を開いて、新型コロナウイルス感染症拡大の防止や市民生活への対策強化を国と県に求める意見書を全会一致で可決した。安倍晋三首相や玉城デニー知事宛てに送る。

 意見書では「各種イベントの自粛や臨時休校措置など(感染症の影響が)あらゆる分野に波及し、県民・市民の不安は増大していくばかりだ」と指摘。その上で地方の医療体制への支援強化や、深刻な影響を受けている中小企業への緊急の資金融資、休職者や失業者に対する雇用対策への助成などを求めた。

 同趣旨の意見書は那覇市議会が3月、県内で初めて、2月議会最終本会議で全会一致で可決している。【琉球新報電子版】