目指せプロの競艇選手 沖縄県出身の中尾さん、神里さんが養成所に入所


社会
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
ボートレーサーを目指して意気込む中尾優香(右)と神里琴音=7日、福岡県柳川市のボートレーサー養成所(提供)

 日本モーターボート競走会の選考試験を合格した第128期生養成所入所式が7日、福岡県柳川市の養成所で行われた。沖縄県出身の中尾優香(18)=浦添中―陽明高出=と神里琴音(15)=南星中出=を含む52人(男子32人、女子20人)が選考試験を突破し、約1年間、座学や実技訓練を通じてプロデビューを目指す。

 中尾の妹・彩香は今年プロデビューを果たしている。優香は妹の姿を見て「ボートレースのスピード感に魅了された」と入所を決意した。一方、神里は「元々、運動が好きで、関係する仕事に就きたい」とテレビで見た女子ボートレーサーの大山千広に憧れ入所した。

 中尾は浦添市出身で、161センチ、48キロ。神里は南風原町出身で、151センチ、45キロ。選考試験突破に2人は「合格できてうれしい」と話し、中尾は「お客さんを魅了できるレーサーに」、神里は「みんなから応援されるようなレーサーになりたい」とそれぞれデビュー戦へ向けて鍛錬を積むことを力強く誓った。