久米島の小学生5人、壁新聞で全国3位 サトウキビが秘めるエネルギーを調査


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受賞を喜ぶ(右から)祖根里穂菜さん、安里香音さん、又吉彩夢さん、中島和奏さん、與那嶺結心さん、神崎貴久教諭=3月19日、久米島町

 【久米島】令和元年度「わたしたちのくらしとエネルギーかべ新聞コンテスト」(経済産業省資源エネルギー庁主催)で久米島町立大岳小学校(大田佳世子校長)の3月当時4年生だった5人による「久米島が語るサトウキビのヒミツ」が全国3位に当たる「日本エネルギー環境教育学会特別賞」を受賞した。同校は2年連続の受賞。

 5人は久米島の基幹作物であるサトウキビが持つ二つのエネルギーの秘密について調査した。サトウキビは太陽のエネルギーをもらって成長し、砂糖として使われるほか、サトウキビの「バカス」を燃やして作られた蒸気がタービンを回して発電する方法で工場の電力を賄っていることなどを新聞にまとめた。

 受賞の連絡を受けた児童らはうれしそうな表情を見せていた。

 又吉彩夢(あめ)さんは「受賞の連絡を聞き、とてもうれしかった」、與那嶺結心(ゆめ)さんは「受賞できると思わなかったのでうれしい」と感想を話した。
 (中島徹也通信員)