与那国に伝わる伝統芸能次々に 講演と上演会開催


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舞踊に見入る来館者ら=3月28日、与那国町のDiDi与那国交流館

 【与那国】一般社団法人与那国フォーラムは3月28日、DiDi与那国交流館内で、「与那国島の伝統芸能~三線歌・舞踊・組踊・狂言~」と題した講演会と上演会を行った。

 与那国島の伝統芸能の歴史を振り返り、今後の継承について、主に町民を含め、広く人々と共に今一度考える機会になれば、という目的で開かれた。

 沖縄国際大学特任教授の狩俣恵一さんによる講演では、与那国島の伝統芸能の歴史や特徴、継承について、現状と課題などの提言があった。

 与那国島の組踊の上映に加え、在沖縄与那国郷友会会員、琉球舞踊安座間本流「清風一扇会」会主の久手堅一子さんによる演舞「鷲ぬ鳥節」や「どぅなん愛しゃ」の演舞が披露され、参加者らは、所狭しと並んで座り、熱心に見入っていた。
 (村松友紀通信員)