手話通訳、デニー知事の会見にも 障がい者団体要望に県「前向き」


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 新型コロナウイルスに関する玉城デニー沖縄県知事など県幹部の記者会見について、手話通訳を求める声が本紙に寄せられた。県広報課は8日、知事の記者会見で手話通訳を配置することについて「前向きに検討している」と本紙取材に答えた。ただ、時期や方法は具体的に決まっていない。

 県によると、新型コロナウイルス感染症への対応が起きる以前から、手話通訳の配置を求める声が聴覚障がい者の団体や個人から寄せられていたという。沖縄聴覚障害者情報センターの本田一郎施設長は「知事が発表する会見は県民にとって重要な情報ばかりだが、聴覚障がいのある人にはすぐに伝わらない。情報の伝達に不公平さがある」と改善を求めた。