10日の感染者、5人は経路不明、2人は二次感染


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 10日に新型コロナウイルスへの感染が判明した7人のうち、2人は7日に感染が判明したタクシー運転手からの二次感染だった。残り5人は経路不明だが、会社員や小売業、飲食店勤務者が感染した。

 タクシー運転手からの二次感染は妻と、運転手の同僚1人。「濃厚接触者」として健康観察をしていた中で判明した。妻は中部保健所管内在住の70代女性。7日に体調不良を感じ、8日に発熱が持続したため検査した。同僚運転手は中部保健所管内の60代男性。3日に全身倦怠(けんたい)のほか発熱が持続したため、8日に指定医療機関を受診した。

 二次感染の起点となったとみられる運転手は3月31日に発熱し、4月4日に指定医療機関を受診した。発熱が持続し上気道炎となり、検査で陽性となった。2人の運転手の勤務状況について県は「調査中」としている。

 経路不明の5人は現時点で県外・海外への移動歴や、患者との接触は確認できず「市中感染」の可能性がある。内訳は那覇市の70代女性(職業・調査中)、同市の60代女性(同)、中部保健所管内の40代男性(会社員)、同市の40代男性(飲食業)、同市の50代男性(小売業)。企業名や県民との接点の有無について県は調査中として明らかにしていない。