うるま市と沖縄市の養豚場で県内34年ぶりに豚熱(CSF)が発生したことを受けて、発生農場から半径3キロ圏内に設定されていた「移動制限区域」が、13日午前0時にも解除される。県が3キロ圏内の養豚場で行う清浄性確認検査で、12日中に陰性が確認されれば解除となる。
豚熱の感染拡大防止のため1月8日から設定が続いてきた制限区域が全て解除されることになり、豚熱の「終息」と見なされる。沖縄本島でのワクチン接種は引き続き実施する。
制限解除になれば、玉城デニー知事は13日午前に記者会見を行う。
移動制限区域内には20農場があり、約8400頭の豚が飼養されている。豚熱が発生してから3カ月余り、原則として豚を出荷させることはできなかった。
発生農場から半径3~10キロ圏内については「搬出制限区域」に設定されてきたが、4日午前0時に解除となり、同圏内の養豚場では豚の出荷を再開している。