かつてないヒロイン「琉聖天女」降臨 沖縄・宜野湾活性化へグランプリ


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「琉聖天女ハニン」(宜野湾市商工会青年部・街づくり事業実行委員会提供)

 【宜野湾】宜野湾市商工会青年部・街づくり事業実行委員会は3月31日、公募していた市の女性ヒロインのデザイン画についてグランプリを発表した。市在住の仲宗根至(いたる)さん(36)=広告代理店勤務=の作品「琉聖天女(りゅうせいてんにょ)ハニン」が選ばれた。市の羽衣伝説の天女をイメージしたキャラクターで、実行委は12月をめどに衣装の制作を目指す。

 ハニンは羽衣を身にまとい、右手に笛を持ち、市木サンダンカの花模様が胸にある。公募は市の経済・産業を発展させるため「かつてないヒロイン」を募集。7~66歳までの市民らから個性的な71作品の応募があった。グランプリには10万円の賞金も贈呈された。

 仲宗根さんは「皆に親しまれ、活躍することを期待している」と話した。青年部の仲村太志部長は「子どもたちに愛されるキャラクターに育てていきたい」と話した。ほか優秀賞に「ねたテン女(じょ)」、審査員特別賞に「宜野湾マリナちゃん」が選ばれた。

「琉聖天女ハニン」を作成し、表彰される仲宗根至さん(中央)=3月31日、宜野湾市商工会