竹富町も「全町民、自宅待機を」緊急事態宣言 石垣への船減便求める


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竹富島の町並み

 【竹富】竹富町の西大舛高旬町長は17日、町役場で会見を開き、新型コロナウイルスの感染防止を図るために、町独自の緊急事態宣言を出した。18日から5月6日にかけて、不要不急の外出を自粛し、自宅待機することを全町民に強く求めた。石垣島と町内各島を結ぶ船舶の追加減便と、観光客や工事関係者らの乗船自粛を促すよう船舶会社に求めた。

 政府が緊急事態宣言の対象地域を全国に拡大したことや石垣市が独自の緊急事態宣言をしたことを踏まえて宣言した。西大舛町長は外出自粛について「暴風警報が発令されている時と同じ考えで協力してほしい」とした。

 感染が確認されている石垣島と町内各島間の移動に伴う感染リスクを抑えるため、船舶は一部路線を除き、現在の1日3~4便(6~8往復)を1日2便(4往復)に減らす。20日から実施する予定。9日に最初の減便が行われたばかりだが、20日以降は平常時の1日全55便から全14便に大幅に減少することになる。