保育園の砂を交換 泡消火剤の大量流出で 泡が付着した恐れ


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 【宜野湾】米軍普天間飛行場の泡消火剤流出事故を受け、沖縄防衛局は18日、宜野湾市内の基地に隣接する保育園で、飛散した泡が付着した恐れのある砂場の砂を交換した。泡の大量流出があった宇地泊川(比屋良川)では17日に続いて草刈りをし、流水で川沿いの柵などを洗った。

 防衛局は18日午前9時すぎから作業を始めた。保育園では砂場の砂を数十センチ掘って取り除き、正午までに新しい砂に入れ替えた。

 宇地泊川では、高圧洗浄機で川沿いの斜面を洗い流し、ホースの水で柵や橋を洗った。週に数回、川の近くを散歩する浦添市の男性(64)は「川の汚染はニュースで知った。泡の物質は危ないと聞いたので不安は残る」と洗浄の様子を見ながら話した。