新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、県内地銀3行は行員や顧客の感染防止のため、窓口の人数を減らすなどの対応を決めた。
沖縄銀行、琉球銀行は窓口で対応する職員を交代制にする。沖縄海邦銀行は行員の一部を自宅待機にして、リスク分散を図ることなどを検討している。3行ともに窓口での混雑が予想されるが、感染防止のために理解を求めている。
沖銀は16日から那覇市の本店と、60の支店窓口の職員を完全2交代制にしている。同行の宮里尚営業推進部長は「銀行は経済のインフラで、事業の継続が求められる。感染防止策をとりつつ、営業を続けていきたい」と説明した。
琉銀は22日から行員の交代制勤務を始め、窓口対応の行員数は通常の約半数となる。交代制について「(顧客の)資金決済や事業資金の支援など、金融サービスの提供を可能な限り続ける」としている。