コロナ感染の相談外来を開設 石垣市が市民の不安解消策 検体採取も実施


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石垣市中央運動公園野球場に開設された「新型コロナウイルス感染症相談外来」=17日、同市

 【石垣】沖縄県石垣市は17日、市内医療機関と協力し、市中央運動公園野球場会議室に「新型コロナウイルス感染症相談外来」を開設した。19日までに電話相談のみも含めて134人から連絡を受け、52人が受診した。

 新型コロナ専用窓口の設置で、市内感染者との濃厚接触など感染の可能性がある市民の把握につなげ、市内での感染拡大を防ぐことが目的。市民の不安除去や医療機関での感染拡大防止、新型コロナ患者の治療に当たる県立八重山病院の負担軽減にもつなげる。

 相談外来の問診などは民間病院の医師が担当する。電話での相談・問診後、医師が相談外来で追加問診する。18日からは感染を調べるPCR検査で用いる検体採取も実施しており、18、19の両日で合計18件を採取した。

 市は市内感染者の濃厚接触者が100人以上いる可能性があるとみている。濃厚接触の可能性のある市民に早期の相談外来受診を呼び掛けている。相談外来の電話番号は末尾2桁が異なる5回線で、070(5273)7900、01、02、03、04となっている。