伊集が引退「終わり方は残念だが…決断に悔いない」


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伊集 南

 伊集がチームのホームページで出したコメントの要旨は次の通り。

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 今シーズンをもって、Wリーグならびに日本代表活動、全ての活動で現役を退くことを報告させていただきます。決断に当たり、ご尽力いただいた関係者の皆さま、デンソー社員の皆さま、サプライヤーの皆さま、ファンの皆さま、本当にありがとうございました。7年間、アイリスの一員としてプレーさせてくれたチームに感謝します。簡単な決断ではありませんでしたが、次の人生に行きたいと考え、早い段階からチームへ報告させていただいておりました。

 田舎の中学校で競技を始め、高校も全国などを経験をしていない選手でした。今思えば、順風満帆なバスケット人生ではなく、いろんな方のおかげでここまで来ることができました。「見てる人は見ている」。競技を始めた時の父が何気なくかけた言葉、家族への感謝は計り知れません。

 身体を酷使し、全力でプレーしてきた自分を誇らしく思えるほど、素晴らしい経験をさせていただいた。何不自由なく、第一線で大好きなバスケットボールをできたこと、素晴らしいチームや選手たちと対戦できたこと、大変ありがたく感じています。今シーズンは感染症の影響により、Wリーグ以外のスポーツ界においてもダメージは大きく、終わり方も非常に残念で、多くの方々に寂しい思いをさせてしまいますが、私自身の決断に悔いはありません。

 今後、もう一度、スポーツが社会の活力となり、Wリーグが世間へ明るい話題を届け、社会貢献ができるよう、別の立場から協力させていただこうと思っています。またお会いできる日を楽しみにしています。今後ともデンソーアイリスへの変わらぬご声援をお願いします。